2023 Fiscal Year Annual Research Report
Singularity Biology
Compiling the Research Achievements
Project Area | Singularity biology |
Project/Area Number |
23H05421
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
永井 健治 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20311350)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | シンギュラリティ / 特異点 / 生物現象 / AMATERAS |
Outline of Annual Research Achievements |
新学術領域研究「シンギュラリティ生物学」(平成30年度~令和4年度)では、計画班においてバイオイメージング・タンパク質工学・生物物理学・システム生物学・細胞生物学・神経科学・免疫学・薬理学・数理科学など、多分野にわたる研究者を集結し、稀な細胞 (シンギュラリティ細胞) がシステム全体に爆発的で不連続な現象(シンギュラリティ現象)を如何にして引き起こすのかを解明する方法論を確立してきた。一方、公募班においては様々な生物種や生命現象におけるシンギュラリティ細胞やシンギュラリティ現象の可能性を提案し研究してもらうことで、結果、当初想像もしなかった発見を含め非常に質の高い成果を数多く発信してきた。さらに、その過程で分野をまたいだ研究者間の共同研究を通じた人的ネットワークが形成された。 この極めて質の高い学術成果を国内外に力強く発信するために、総括班、各計画班および公募班の研究成果をそれぞれ論文としてまとめ、領域の5年間の成果の形で、日本生物物理学会が出版する英文誌Biophysics and Phosicobiology (BPPB)誌の特集号として出版した。さらに各学会において共催、協賛の形で本領域が関与することで、既存の学術領域へとの連携を深め、本領域が新しい学術として確立されていることを広く内外に示した。 また本領域では、若手研究者を中心に分野を超えた新しい先端的学際研究を数多く行ってきた。その中でも今後の発展性が高いと期待される研究分野に関し、その将来展望を議論するための研究交流会・企画研究会を複数開催した。 これらの取り組みを通じて、本新学術領域「シンギュラリティ生物学」 を発展的に解散した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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