Integrated Biometal Science: Research to Explore Dynamics of Metals in Cellular System
Project Area | Integrated Biometal Science: Research to Explore Dynamics of Metals in Cellular System |
Project/Area Number |
19H05760
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石森 浩一郎 北海道大学, 理学研究院, 教授 (20192487)
小椋 康光 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (40292677)
古川 良明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (40415287)
青野 重利 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構直轄研究施設), 生命創成探究センター, 教授 (60183729)
城 宜嗣 兵庫県立大学, 理学研究科, 特命教授 (70183051)
高野 順平 大阪公立大学, 大学院農学研究科, 教授 (70532472)
神戸 大朋 京都大学, 生命科学研究科, 准教授 (90303875)
|
Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥83,720,000 (Direct Cost: ¥64,400,000、Indirect Cost: ¥19,320,000)
Fiscal Year 2023: ¥18,720,000 (Direct Cost: ¥14,400,000、Indirect Cost: ¥4,320,000)
Fiscal Year 2022: ¥14,950,000 (Direct Cost: ¥11,500,000、Indirect Cost: ¥3,450,000)
Fiscal Year 2021: ¥18,720,000 (Direct Cost: ¥14,400,000、Indirect Cost: ¥4,320,000)
Fiscal Year 2020: ¥14,950,000 (Direct Cost: ¥11,500,000、Indirect Cost: ¥3,450,000)
Fiscal Year 2019: ¥16,380,000 (Direct Cost: ¥12,600,000、Indirect Cost: ¥3,780,000)
|
Keywords | 生命金属科学 / 生物無機化学 / 金属細胞生物学 / 生体内金属動態 / 生命金属 / 有害金属 |
Outline of Research at the Start |
生体に極微量存在する様々な金属・半金属元素(生命金属と定義)は、全ての生物において、その生命維持に必須である。そこで、生命金属が関連する研究分野のすべてを統合した生命金属科学を確立し,生命金属動態について分子から細胞・個体レベル間に至るまで解明する。総括班では、連携研究推進・人材育成・社会発信という3つの主な役割を通じて、生命がある金属を活用する原理・原則,すなわち、生命の金属元素戦略を理解するという本領域の大目標の達成に貢献する。特に、領域全体で共有する研究項目を総括班が設置し、その進捗状況を含めた調整を行うことで、異分野研究者間の連携を強力に推進する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
第1期の公募研究が参画したことから、ホームページを更新、毎月のニュースレター発行を継続、充実させた。前年度構築した連携研究・共同研究の積極的な実施体制を浸透させた。 総括班会議については、COVID-19の感染状況を鑑みてオンライン実施1回、対面とオンラインのハイブリッド実施2回の他、メール会議1回実施した。領域会議は、オンライン実施1回、ハイブリッド実施1回とした。領域会議地方巡業と銘打って、対面とオンラインでのハイブリッド方式での実施を東北大にて準備した(COVID-19感染状況からオンライン実施)。 また、領域の班会議やシンポジウムとは別に、生命金属科学関連分野の若手研究者を集めて「若手会」を設け、若い世代の人的交流を活発にする試みを開始した(3月にオンライン若手会を実施)。また、オンライン実施等となった、生化学会、化学会、薬学会等各種学術集会においても、合計11回のワークショップ、シンポジウムを共催したほか、生命金属に関連する合同年会(ConMetal2021)を共催し、研究成果を国内外に発信した。前年度の研究成果報告書を冊子としてまとめ、生命金属に関連する研究者に送付、御意見を頂き、領域運営に積極的に活用した。また、生命金属研究各領域の魅力について語り、融合研究を加速させるほか、一般社会にも広くアピールするため、IBmSウエブセミナーを領域内で合計12回にわたって実施した。特に公開可能な内容について順次ホームページで公開している。また、班員が中心となって進めている研究の最先端の内容をまとめた動画の作製に着手、領域内での十分な議論を踏まえ、公開を開始した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
COVID-19感染拡大を踏まえ、当初予定していた海外派遣等に代わる新たな試みとして、生命金属研究の若手交流を目指す「若手会」の発足、領域の研究の魅力を最大限にアピールする基礎的内容の動画作製と情報発信、最先端研究内容の動画による発信等、新たな試みを開始し、当初の予定をはるかに上回る評価を得ている。 第1期公募班員の参加により、前年度準備してきた計画班員による共同研究・連携研究の有機的推進が加速されている。ハイブリッド開催も含めた領域会議実施により、研究者間交流が社会情勢からの危惧を払拭することができたことも大きい。さらに、オンライン実施となった各種学術集会においてもシンポジウム、ワークショップ開催等合計12回共催し、最先端研究成果を国内外に発信し、その内容が高く評価されている。 ホームページの更新、毎月1回発行しているニュースレター、研究成果を独自にまとめた報告書なども、本領域のアクティビティの維持、発展に大きく貢献している。
|
Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況に対応しながら、領域内での班員間の交流・連携の方法を模索する。領域会議地方巡業と銘打った班会議(領域会議)を、対面とオンラインでのハイブリッド方式により、各地で開催し、計画・公募班員の研究進捗状況を発表して議論する場を設ける。4月には名古屋、5月には福岡、6月には関東地方で開催することがすでに決定している。また、夏頃には、領域内の班員が集まって研究交流を深める「夏合宿」を設ける計画である。無論、COVID-19の感染状況は十分配慮する必要があるものの、対面でのディスカッションの重要性を強く認識しており、万全の準備によりハイブリッドでの開催を予定している。 生命金属関連分野の若手研究者を集めて「若手会」を設け、若い世代から人的交流を活発にする。分野にとらわれない自由闊達な議論の場とする。班員の研究室に所属する学部生・大学院生などにも若手会への参加を促し、生命金属に関連する次世代の若手研究者を発掘する。ポスター発表会やキャリアパス相談会などを組み込むことを検討している。さらに、後述のように、本領域では発足当時より継続してニュースレターを発行しているが、若手会からの発信として、一つのコーナーを設けることで、若手研究者による自由な意見交換を促進する。 ニュースレターの発行、および、ウェブサイトの運営を継続して行い、本領域の狙いや意義について紹介する。学術論文への掲載はもちろんのこと、各種学会とのシンポジウム共催を通じて、研究成果を国内外に発信する。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)