Project Area | Interstitial literacy: Integrated understanding of disease pathogenesis based on interstitial cell diversity. |
Project/Area Number |
22H05060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (III)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
佐藤 荘 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60619716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 尚道 金沢大学, 医学系, 教授 (30570676)
石亀 晴道 関西医科大学, 附属光免疫医学研究所, 准教授 (70729227)
伊藤 美菜子 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (70793115)
七野 成之 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 講師 (70822435)
尾松 芳樹 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 准教授 (80437277)
増田 隆博 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (80615287)
田井 育江 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90749508)
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Project Period (FY) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 間質 / 免疫系 / 神経系 / 間葉系 / 血管・リンパ管系 / 間質リテラシー / 間質と実質 / 肺線維症 / 大腸炎 / 血管リンパ管系 / 複雑系細胞クロストーク / 臓器連関 |
Outline of Research at the Start |
本領域では血球系、神経系、血管・リンパ管系、間葉系という間質を主に構成している4領域の計画研究をA01-A04として設置し研究を進める。これらの計画研究を効率よく進め、相互連携を図るために、総括班に上記研究実施計画に記載した4つの解析支援センターを設置した(間質探索イメージングセンター、シングルセル解析センター、細胞間クロストークを繙くバイオインフォマティックスセンター、遺伝子改変動物支援センター)。また、今回全く異なる4つの分野の異分野融合が必須であるために、総括班に融合研究促進経費を確保し、班間の共同研究で促進すべきものと判断した場合には、速やかに研究費を補充し融合研究をより一層推進する。
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Outline of Annual Research Achievements |
私達が健康長寿を達成するためには、感染症、自己免疫疾患、がん、繊維症、炎症、メタボリックシンドローム等の様々な疾患に対する個々の治療・予防法を確立する必要がある。しかし、これらの多くの疾患発症・増悪メカニズムの全貌は未だ明らかになっていない。病態の発症や進行過程の中で、これまでは臓器の実質とその空間に存在する細胞の研究が主体となってきた。今回申請者らは実質主体の学術体系を転換し、間質に焦点を当て、病態の変化と共に間質にどのような細胞集団が出入りしてどの細胞同士がクロストークを取り合っているか、また間質における様々な細胞や間質性細胞間クロストーク実質機能にどのように影響しているのかを包括的に理解することを目的とした。 今年度はこれまでにCDA-HFDを用いた肝臓疾患モデルマウスとDSSを用いた大腸炎疾患モデルマウスのシングルセル解析を行っており、病態悪化に伴って変化する細胞のパターン解析をシングルセル解析やRNA-seq解析を行っている。顕著に割合が変化する細胞における発現をバイオインフォマティクスにて解析したところ、それぞれの疾患の病態悪化に伴って発現が変化する遺伝子をいくつか同定した。遺伝子改変動物支援実験センターにてこれらの遺伝子欠(KOマウス)を作製し、これらのKOマウスと野生型の疾患モデルマウスを比較解析した。さらに病巣を取り出してシングルセル解析やRNA-seq解析を行った。 その際シングルセル解析やバイオインフォマティクス解析、動物作成支援を本総括班で担当した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
目的達成のために、本総括班は4つの解析センター(間質探索センター、シングルセルセンター、細胞間クロストークを紐解くバイオインフォマティクスセンター、遺伝子改変動物実験センター)を設置しており、今年度は昨年佐藤班が行ったシングルセル解析後のバイオインフォマティクス解析のデータを基に遺伝子改変動物実験センターにて作製した遺伝子欠損マウスを使用した解析を行った。これらの遺伝子欠損マウスを基に疾患モデルマウスを作製し、病態増悪の比較や病巣のシングルセル解析、RNA-seq解析を行った。初年度から各解析センターと連携した研究推進を行うことができている。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に引き続き、新規に作成した遺伝子欠損マウスを基にした疾患モデルマウスを総括班内のイメージングセンターでMRIを行い、間質と実質での変化を解析する。これらのデータを各計画班と共有し、間質の状態が大きく変化している病巣での細胞の変化をシングルセル解析やRNA-seq解析を行い、バイオインフォマティクス解析を通して細胞間、細胞ー間質間のクロストークを深化する。4つの解析センターと協力して解析することにより、研究・解析を加速する。
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