Budget Amount *help |
¥357,630,000 (Direct Cost: ¥275,100,000、Indirect Cost: ¥82,530,000)
Fiscal Year 2020: ¥68,250,000 (Direct Cost: ¥52,500,000、Indirect Cost: ¥15,750,000)
Fiscal Year 2019: ¥68,250,000 (Direct Cost: ¥52,500,000、Indirect Cost: ¥15,750,000)
Fiscal Year 2018: ¥68,250,000 (Direct Cost: ¥52,500,000、Indirect Cost: ¥15,750,000)
Fiscal Year 2017: ¥68,250,000 (Direct Cost: ¥52,500,000、Indirect Cost: ¥15,750,000)
Fiscal Year 2016: ¥84,630,000 (Direct Cost: ¥65,100,000、Indirect Cost: ¥19,530,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
C01班(人生班)は、国内外の大規模コホートデータを駆使し、生涯発達史を縦断的にとらえるライフコースアプローチによって、思春期の主体価値の形成過程とその長期的生涯影響の解明を目標に研究を順調に進めている。R元年度は以下の研究成果をあげている。 1). 西田らは、A01班・B01班・D01班との連携研究として開発した主体価値測定アプリと従来の主体価値測定法との比較研究を行い、主体価値測定アプリによって、より多様な思春期主体価値のプロファイルを把握できることを明らかにした(Iijima et al, 2020)。この測定アプリを導入した東京ティーンコホート16歳調査前半を順調に進め、すでに1200組の親子の主体価値データを収集した。前年度までに完了した14歳時調査とすでに収集されている12歳時調査のデータを用い、思春期における主体価値の形成過程、特にロールモデルの獲得が主体価値形成に与える影響を明らかにした(Nakanishi et al, 2019)。 2). 山崎らは、世界最長の追跡期間を誇る全英出生コホートデータを用い、英国MRCとの国際共同研究を進め,思春期の主体価値と自己制御の相互作用が高齢期のウェルビーイングを予測すること(Yamasaki et al,under review),中年期における女性の主体価値が高齢期の認知機能低下と関連すること(Nakanishi et al, 2019),など主体価値の生涯影響を実証的に明らかにした。 3). 川上らは、大規模な思い出し法による横断研究、前向きコホート研究により思春期の主体価値の決定要因および成人期の健康および幸福への影響を多面的に分析し、子供時代の経験と思春期の主体価値との関係、および思春期の主体価値が成人期の生活習慣、抑うつ・不安、自殺傾向、心理的ウェルビーイングに与える影響を明らかにした。
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