Budget Amount *help |
¥89,440,000 (Direct Cost: ¥68,800,000、Indirect Cost: ¥20,640,000)
Fiscal Year 2020: ¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2019: ¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2018: ¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
Fiscal Year 2017: ¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2016: ¥19,500,000 (Direct Cost: ¥15,000,000、Indirect Cost: ¥4,500,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
1.C4光合成におけるサイクリック電子伝達の機能の解明: CRISPER/Cas9を用いたゲノム編集技術により、PGRL1とNdhOについて、CRISPR/Ca9が除かれゲノム変異がホモライン化した株を取得し表現型を確認した。また、FbRER3のCo-IPを行い相互作用因子の候補を得た。C4種Flaveria NPQ7-RNAi株の解析結果から、光化学系IとII双方の反応中心の安定化に関わる可能性が示唆された。 2.CP12-3によるC4代謝制御システムの解明: これまでにCP12-3機能抑制株と野生株の抽出タンパク質において、BN-PAGE/SDS-PAGEによる2次元展開によってCP12-3が無くなるために変動するタンパク質を検討し、GAPDHが変動することを見いだした。GAPDHは、葉肉細胞と維管束鞘細胞の両方の葉緑体で機能する酵素である。ドイツのWesthoff博士らのとの共同研究により葉肉細胞葉緑体でCP12-3とGAPDHが結合することが示唆され、葉肉細胞葉緑体のカルビン回路制御に関わる可能性が示された。 3.無機炭素濃縮機構と連動したプロトン駆動力制御機能の解明: 海洋性珪藻、P. tricornutumおよびT. pseudonanaから2つずつ単離したBestrophin様膜タンパク質遺伝子(PtBest1,2; TpBest1,2)の局在精査を引き続き行った結果、PtBestはいずれも葉緑体全体のチラコイド膜、TpBestがいずれもピレノイド近傍チラコイド膜に局在した。TpBest1,2はプロトン駆動力形成に正と負の働きを持ち、機能重複が見られなかった。一方ピレノイド構造因子として単離されたPyshellの組換タンパクがin vitroで微細な繊維構造を取ることが分かった。
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