Budget Amount *help |
¥161,200,000 (Direct Cost: ¥124,000,000、Indirect Cost: ¥37,200,000)
Fiscal Year 2022: ¥39,520,000 (Direct Cost: ¥30,400,000、Indirect Cost: ¥9,120,000)
Fiscal Year 2021: ¥31,850,000 (Direct Cost: ¥24,500,000、Indirect Cost: ¥7,350,000)
Fiscal Year 2020: ¥31,330,000 (Direct Cost: ¥24,100,000、Indirect Cost: ¥7,230,000)
Fiscal Year 2019: ¥27,560,000 (Direct Cost: ¥21,200,000、Indirect Cost: ¥6,360,000)
Fiscal Year 2018: ¥30,940,000 (Direct Cost: ¥23,800,000、Indirect Cost: ¥7,140,000)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Σ陽子散乱実験(E40)は、予定通り解析を完了し論文発表とプレスリリースができた。Ξ原子X線分光実験(E03)は、年度末に発生した加速器トラブルのため予定に反して2021年度4月までビームタイムが伸びたものの、予定通りの統計量のデータを取得して終了できたことは良かった。その後、同じK1.8ラインで次の実験、Hダイバリオン探索(E42)へのセットアップ変更を急いで行い、夏までに所定のビームタイムをこなすことができた。予定より短い過密スケジュールだったが無事実験を夏前に実施できたことは高く評価できる。E03,E42ともにデータ解析を順調に進めた。6月末までE42実験を行った後、次に行うΞハイパー核分光実験(E70)の準備を順調に進めることができた。 ダブルハイパー核探索実験(E07)のエマルジョン画像解析では、予想を覆す極めて深くΞが束縛したΞハイパー核事象を発見したが、これはΞN→ΛΛ転換が極めて小さく抑えられていることを示す貴重なデータとなり、高く評価できる。 E63実験についてはビームラインの建設が遅れているため、科研費の期間中には本実験は実施できないが、新しいハイパー核種同定用飛程検出器の開発が進み、パイ中間子ビームを使ったテスト実験も実施し、性能が確認できた。この検出器に組み合わせる位置検出器はデザイン変更が必要となり予定より遅れたが、繰越し後の2022年度に完成した。
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