Budget Amount *help |
¥72,410,000 (Direct Cost: ¥55,700,000、Indirect Cost: ¥16,710,000)
Fiscal Year 2023: ¥13,780,000 (Direct Cost: ¥10,600,000、Indirect Cost: ¥3,180,000)
Fiscal Year 2022: ¥13,780,000 (Direct Cost: ¥10,600,000、Indirect Cost: ¥3,180,000)
Fiscal Year 2021: ¥12,740,000 (Direct Cost: ¥9,800,000、Indirect Cost: ¥2,940,000)
Fiscal Year 2020: ¥13,650,000 (Direct Cost: ¥10,500,000、Indirect Cost: ¥3,150,000)
Fiscal Year 2019: ¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ALSを対象に種々の生命金属を含むSHED-CMを用いた治療法開発を進めた。SOD1G85R、SOD1G93A遺伝子を導入したN2a細胞で用いて評価系を確立し、SHED-CMを用いて、凝集体形成の抑制、80%に近い生存率の回復が確認できた。酸化ストレス、小胞体ストレスが抑制され、成分分析からZnが重要であると考えられた。さらに、ヒト疾患特異的iPS細胞を用いて検討を行い、生存率の回復が確認できた。以上、SHED-CMはALSに対する有望な治療薬と考えられた。この一連の研究は英文誌Front Pharmacolに報告した。 IBGCの主たる原因遺伝子としてSLC20A2とPDGFBの顕性遺伝子変異が報告されている。脳のリン酸輸送を担う主要なリン酸輸送体はⅢ型リン酸輸送体のPiT1 (SLC20A1遺伝子)、PiT2 (SLC20A2遺伝子)が同定されている。今回、遺伝子変異を導入したSH-SY5Y細胞系を確立し、PDGF-BBがリン酸輸送活性を増大させ、リン酸輸送体PiT1の遺伝子発現には影響しないものの、細胞膜移行を促進することで、リン酸輸送活性を増大させることを明らかにした。さらにPDGF-BBはSLC20A2ノックダウンによる細胞脆弱性を改善することで、神経細胞保護的な役割も有することを明らかにした。以上、PBGF-BBはIBGCの最も有力な治療薬候補と考えられ、英文誌BBRCに報告した。 胎生期低濃度重金属(Hg)負荷による胎児マウスの神経機能障害としてエピジェネティクスな機序を明らかにし、英文誌Arch Toxicolに報告した。 本領域内の平山との連携研究で、生細胞でlabile hemeを高感度、特異的に蛍光イメージできる低分子probe, H-FluNoxを開発し、英文誌J Am Chem Socに報告した。
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