Budget Amount *help |
¥152,100,000 (Direct Cost: ¥117,000,000、Indirect Cost: ¥35,100,000)
Fiscal Year 2023: ¥40,300,000 (Direct Cost: ¥31,000,000、Indirect Cost: ¥9,300,000)
Fiscal Year 2022: ¥33,930,000 (Direct Cost: ¥26,100,000、Indirect Cost: ¥7,830,000)
Fiscal Year 2021: ¥21,970,000 (Direct Cost: ¥16,900,000、Indirect Cost: ¥5,070,000)
Fiscal Year 2020: ¥30,420,000 (Direct Cost: ¥23,400,000、Indirect Cost: ¥7,020,000)
Fiscal Year 2019: ¥25,480,000 (Direct Cost: ¥19,600,000、Indirect Cost: ¥5,880,000)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
NEWAGEの低BG検出器開発、低BG MS開発、NEWS-dmともに予定通り進捗している。 NEWAGEでは2022年度には、2019年度行った材料選択、2020年度に行った試作機製作、2021年度に行った試作機の性能評価のフィードバックを踏まえて30cm角低BGμ-PICを製作した。これらの開発は、身内が中心となって、μ-PICの製作を行う大日本印刷株式会社および、樹脂材料の提供先として信越化学工業株式会社の協力のもとで行った。 放射性同位体ラドンバックグラウンド低減のための吸着剤(モレキュラーシーブス, MS)を用いたラドン除去システムを開発に関しては、2022年度にこれまで以上に低BGなカルシウム材料を用いた低BGなMS製作に成功した。MS製造のための実験室にクリーンブースを設置、清浄な製造工程を構築した。日本大学において、ラドンBG・吸着の測定システムをほぼ完成させることができ、2021年度より、本格的なラドンBG・吸着測定試験が可能となった。これらのMS製作は、小川が中心となって東京大学化学システム工学科と共同で行っている。 NEWSdm 実験に関しては、2022年度までに、新たにスキャニングシステムを東邦大学に立ち上げ、運用を開始した。また、次期実験に向けた低バックグランド実験実現のためのデバイス試験を開始し、バックグラウンドの理解を進めた。さらにイタリアのグランサッソ国立研究所の地上での中性子測定結果を出版、地下実験環境におけるバックグラウンドの理解を目的とした観測を進めている。
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