Planned
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
非ベンゼン系共役電子系や典型元素の特徴を生かした分子設計により,C-H 結合の数を極限まで低減するという基本戦略のもと,電子受容性骨格による電子反発の軽減や,拡張π共役骨格による分散力の増強との相乗効果により,分子間空隙の最小化を目指す。また,中性状態・荷電状態双方の電子構造や構造特性を念頭においた分子設計により,非局在電子(軽い電子)・局在電子(重い電子)のそれぞれに適した分子骨格を創出する。得られた分子系をもとにA02-04班と協働することで,新しい分子間電子共役(“X”-conjugation)の概念を提唱し,従来の電子共役の科学を変革する。