Project Area | COVID-19 and Humanities: Urbanization, Non-anthropocentrism, Social Grouping, and Care |
Project/Area Number |
23H03794
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (I)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
澤野 美智子 立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (00759376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川端 美季 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 准教授 (00624868)
加賀谷 渉 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (20782577)
松嶋 健 広島大学, 人間社会科学研究科(社)東千田, 教授 (40580882)
小林 徹 龍谷大学, 文学部, 准教授 (70821891)
中村 沙絵 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80751205)
森下 翔 山梨県立大学, 地域人材養成センター, 特任助教 (80912930)
塩野 麻子 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (70999466)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥30,030,000 (Direct Cost: ¥23,100,000、Indirect Cost: ¥6,930,000)
Fiscal Year 2024: ¥10,660,000 (Direct Cost: ¥8,200,000、Indirect Cost: ¥2,460,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,790,000 (Direct Cost: ¥8,300,000、Indirect Cost: ¥2,490,000)
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Keywords | 感染症 / 生政治 / 脱人間中心主義 / パンデミック |
Outline of Research at the Start |
本研究は、人間同士、他の生物種と人間、科学技術と人間、生物と非生物が、どのように相互作用しながら現在起こっているパンデミックの状況を生成し具現化してきたか明らかにすること、さらにはそれらがパンデミック下の自由や政治の問題とどのように関わっているか解明する。文化人類学および感染症学のフィールドワーク、歴史学(医学史)の史料収集・分析、哲学的な民族誌の解題を組み合わせることにより、パンデミックが改めて明るみに出した人間と非人間の関係を再考し、新たな人間観を提示する。
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Outline of Annual Research Achievements |
1年目となる2023年度は対面形式の班会合を3回実施し、1回目(於:東京大学駒場キャンパス)は研究計画の共有、2回目(於:東京大学駒場キャンパス)と3回目(於:那覇市ぶんかテンブス館)には研究の進捗状況の報告を行った。これにより、班員それぞれが専門とするフィールドにおいて着実に調査・研究を進めていることが確認された。 班員のうち1名には、領域全体で主催した公開形式のウェビナーに登壇してもらい、マラリアの疫学的特徴とその対策の現状についての詳しい情報提供を行なってもらった。科研の初年度ではあるが、1名の班員が英語の共著論文を学会誌に投稿・掲載、1名の班員が国内学会誌および書籍に論文を投稿・掲載、4名の班員が国際学会で口頭発表、3名の班員が国内学会での口頭発表を行ない、1名の班員が国際研究集会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
年3回の対面形式の班会合にて班員の研究の進捗状況を確認しているが、新型コロナウイルス感染症による渡航規制がなくなったことにより、調査等は概ね順調に進んでいる。研究成果の発表も順調に進んでいる。 また、当初の計画にはなかったこととして、班会合での班員からの提案により、オンラインで月1回の勉強会を計画し、2024年度から実施することとなった。講読する文献も決定し、順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
年3回の対面形式での班会合を昨年度と同様に実施し、班員それぞれの調査研究の進捗確認や、研究上の困りごとの共有、および研究上必要な議論を進める。2025年3月までに班員各自が論文の執筆を進めることになっている。 また、月1回のオンライン勉強会では、生政治に関する文献を講読して議論し、生政治についての認識を共有する。オンライン勉強会の場では、文献についての議論にとどまらず、論文執筆の進捗状況を確認したり、論文執筆のために必要な情報共有および意見交換を行なったりする予定である。 班員各自が研究成果を学会発表等で発信するのに加え、領域全体で主催する公開形式のウェビナーにも複数の班員に登壇してもらい、研究成果の報告を促進する予定である。
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