Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究は「尊厳」概念を総合的に論じる場として「尊厳学」の確立を目指し、その「臨床応用的」問題の一つである先端科学技術の社会的受容(あるいは拒否)に注目する。先端科学技術が急速に発展するなかで、その社会的受容における影響を予見的に分析し、何のためのイノベーションなのかを一般市民との討議を交えて自己反省する応答的イノベーションが求められているからだ。とりわけAI・ロボットの社会的受容に焦点を絞り、そこにおいて「尊厳」概念がどのように規範として機能しうるのかを具体的に分析し、あるべきあり方をAI・ロボット倫理学として提示する。