Project/Area Number |
00F00259
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
考古学(含先史学)
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Research Institution | Kanazawa University |
Host Researcher |
高浜 秀 金沢大学, 文学部, 教授
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Foreign Research Fellow |
MEI Jianjun 金沢大学, 文学部, 外国人特別研究員
MEI J.
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 青銅器 / 中国 / 中央アジア / 新彊ウイグル自治区 / 成分分析 / 鉛同位体比 |
Research Abstract |
中国と中央アジアの青銅器時代における文化交流の状況を明らかにするため、中国北方系青銅器と新彊ウイグル自治区の青銅器の調査を継続した。 中国北方系青銅器は、主として東京国立博物館保管のものを考古学的に調査した。それに併せて、関西の博物館・美術館で調査を行い、また九州大学などにおいて関連する資料や情報を得た。研究分担者は、前年度に引き続いて中国新彊ウイグル自治区に赴き、新彊の考古学に関する新しい情報を得るとともに、遺跡を数ヶ所調査して、古代青銅のサンプルを入手した。 上述の考古学的調査と併せて、独立行政法人・東京文化財研究所・化学研究室長の平尾良光氏等の協力を得ることにより、青銅器の成分分析および鉛同位体比の測定を行った。測定した主な資料は東京国立博物館の中国北方系青銅器であるが、それに加えて、研究分担者が以前に新彊ウイグル自治区で得た資料や、今回の新彊旅行で得た資料も測定した。新彊出土の青銅製品の鉛同位体比測定は世界でも初めての試みである。これらのデータは、将来の更なる研究のための基礎となるもので、中国甘粛省の斉家文化や四〓文化の青銅器、あるいはシベリアなどに分布するセイマ-トルビノ青銅器群などと比較して、ユーラシア草原地帯の青銅器の流れを明らかにするための貴重なデータである。それらを利用した研究の一部をすでに公刊することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)