2価チタン反応剤を用いたコンビナトリアルライブラリーの不斉構築法の開発
Project/Area Number |
00F00316
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Host Researcher |
佐藤 史衛 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
SONG YongCheng 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 外国人特別研究員
SONG Y.-C.
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 有機チタン / 環化反応 / 付加反応 / 1,4-付加反応 / 光学活性体 / アルカロイド / ステロイド / ビタミンD |
Research Abstract |
2価チタン反応剤を用いた次のような新しい合成反応を開発した。 1)光学活性プロパルギルエーテルと2価チタン反応剤を反応させ、光学活性アレニルチタンを合成し、これとアルキリデンマロネートを反応させたところ、高立体選択的に進行すること。それゆえ新しい鎖状化合物の立体制御法が開発できたことを見出した。 2)また、上記反応を鍵反応として用い、ステロイドやビタミンD化合物合成の有用中間体のひとつであるC,D-環中間体の簡便合成法を開発した。 3)光学活性アレニルチタンがイミンと高選択的に付加反応することを見出し、この反応を利用し、5位と8位に置換基を有するインドリジンアルカロイドが合成可能であることを明らかにした。そして実際天然アルカロイドの一種(-)-インドリジン209Bの全合成を達成した。 4)光学活性2,7-および2,8-エンイン-1-オール誘導体と2価チタンの反応が高い選択性で進行することを見出した。この反応を利用することにより、任意に5員環および6員環環状化合物の可能な立体異性体を作り分けることが可能となった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)