Project/Area Number |
00J02088
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | Institute of Space and Astronautical Science |
Research Fellow |
伊豫本 直子 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | X線天文学 / 観測 / 活動銀河核 / 検出器開発 / カロリメータ / 超伝導 |
Research Abstract |
私はX線を使って活動銀河核の周辺物質を観測的に研究している。中心核からのX線放射は、周辺物質によって吸収されたり、周辺物質で反射されて輝線スペクトルを出したりする。これを観測することで、周辺物質の元素構成や幾何学的構造を調べられる。活動銀河核の輝線の観測には、優れたエネルギー分解能を持つX線検出器が必要である。そのような検出器として、私の所属研究室では、東京都立大学、早稲田大学、九州松下電機、セイコーインスツルメンツインクなどと協力して、超伝導を利用したTES型X線マイクロカロリメータを開発している。 天文観測にTES型X線マイクロカロリメータを使用するには、単素子の開発だけでなく複数の素子を並べて多画素化することによって撮像能力を持たせる必要がある。このような多画素素子では素子の製作だけでなく読み出し系の開発が非常に重要である。そこで私は素子の開発に加えて、読み出し系の開発研究を行なった、この結果を2002年8月にハワイで開かれた国際会議SPIEで発表した。その結果は英文のproceedingsとして発行された。 その後も開発を続けて、エネルギー分解能を改善した。また2素子での同時駆動を実現した。さらにこれらの開発を通してTES型X線マイクロカロリメータの交流特性についてくわしく調べた。この結果は日本天文学会の2003年春季年会(宮城)と日本物理学会の第58回年次大会(宮城)で発表した。さらに現在、学術雑誌への投稿を準備中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)