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野生オランウータンの保全のための遺伝学的・採食生態学的および繁殖生理学的研究

Research Project

Project/Area Number 00J02501
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field 人類学(含生理人類学)
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

高橋 弘之  京都大学, 霊長類研究所, 特別研究員(PD)

Project Period (FY) 2000 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsオランウータン / 保全生態学 / 遺伝学的研究 / 繁殖生理 / インドネシア / カリマンタン / 採食生態
Research Abstract

昨年度に引き続き、インドネシア国西カリマンタン州ブトゥン・カリフン国立公園において、現地調査を行った。今年度は、西部エンバロウ川流域において調査を行った。平成14年11月に行った調査結果では、昨年度現地調査を行った西部を再度現地踏査し、1)オランウータン母子の直接観察に成功した、2)オランウータンが夜間の休息のために毎日作るネスト(あるいは巣,もしくはベッド,と呼ばれる)の数を定量的に測定した、3)しかしながら、ネストはいずれも古いものであり、体毛のサンプルは収集できなかった。調査結果を平成14年6月の調査と比較すると、a)オランウータンのネストの分布位置がエンバロウ川流域には見られなくなり、川岸から遠ざかっていっている傾向がみられた、b)流域には違法伐採者のキャンプが非常に多くなり、かつ、川を往来する材木運搬用及び伐採作業用のボート数が増大していた。これらから、西部地域におけるオランウータンの生息状況は悪化している可能性が高いと考えられた。得られた資料は、インドネシア側カウンターパートによって行われた同地域のマレーシア側における調査結果と比較をすすめている。また、昨年度の渡航で構築した、インドネシア側カウンターパートとの調査協力体制を整備したことによって、同公園西部地域においてインドネシア側研究者のみによる現地調査を行い、オランウータンのネストからの体毛サンプルの収集に成功した。サンプルの遺伝学的分析については、インドネシア科学局および同国ボゴール農科大学の研究者と協力しながら進めているところである。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2024-03-26  

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