Project/Area Number |
00J03678
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Kyoto University |
Research Fellow |
岡崎 拓 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 免疫抑制受容体 / 自己免疫疾患 / 自己抗体 / 拡張型心筋症 / 分子生物学 / 免疫学 |
Research Abstract |
1.PD-1欠損により発症する自己免疫疾患は、マウスの遺伝子背景により病態・病勢が大きく影響を受ける。BALB/c遺伝子背景においてPD-1欠損マウスが、高力価の心臓特異的自己抗体を産生し、拡張型心筋症を発症することを昨年報告した。今年度は、これらの自己抗体の拡張型心筋症発症発症における役割をより詳細に検討することを目的に、自己抗原の同定を試みた。(1)拡張型心筋症を発症したマウスの脾臓およびリンパ節から細胞を調整し、ミエローマ細胞株と融合することにより、目的の自己抗体を産生するハイブリドーマ株の樹立を試みた。合計10匹のマウスを用い、5,000以上のクローンを解析したが、認識する抗原の分子量、組織分布の両方を満たすものは得られなかった。(2)自己抗原の生化学的な精製を試みた。拡張型心筋症を発症したマウスの血清が、ラットの抗原も同様に認識したため、より大量に材料が得られる理由から以後の実験はラット心臓抽出液を用いて行った。陰イオン交換カラム、陽イオン交換カラム、および数種類の疎水性交換カラムを用いて分画したところ、陰イオン交換カラムおよび陽イオン交換カラムにより良好な分離が得られた。陰イオン交換カラムと陽イオン交換カラムの組み合わせにより、約1,000倍の濃縮が得られた為、現在これを用いて抗原の同定を試みている。 2.PD-1の細胞内情報伝達機構の解析およびPD-1リガンドの同定により、PD-1による免疫制御機構を解析してきたが、今年度はPD-1リガンド;PD-L1およびPD-L2に対するモノクローナル抗体を作製し、PD-1リガンドの発現分布を検討した。PD-L1は広く免疫系細胞に発現が認められたが、PD-L2はほとんど発現が認められなかった。このことから、PD-L1とPD-L2が異なった免疫反応の制御に関わっていることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)