Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
植物の形態形成は動物と異なり胚発生以降も根端や茎頂などの頂端分裂組織において継続的に行われ、特に、地上部における形態形成は胚発生過程に形成される茎頂分裂組織にそのすべてが由来する。胚発生過程における茎頂分裂組織の形成機構を解明するため、胚発生過程においてシュートの全く分化しない2つのシュートレス突然変異体(shl1,shl2)の原因遺伝子のポジショナルクローニングによる単離を試みている。平成12年度には、第12染色体に座乗するshl1に関しては1.4cM、第1染色体に座乗するshl2に関しては3.6cMに挟み込むことに成功し、昨年度はshl2について、候補領域について未完成であったコンティグを完成し、候補遺伝子を含む1つのPACクローンを同定していたが、今年度は、各アリルの塩基配列解析から、候補遺伝子を同定した。現在、相補性検定および、さらなる分子生物学的手法を用いた解析を進めると同時に、shl1の単離も進行中である。shl変異体は、シュート分化予定領域の分子マーカーであるOSH1の発現領域が狭まるのに対し、胚発生過程においてシュートを2つ分化するabrrant regionalization of embryo1 (are1)突然変異体では、OSH1の発現領域が広がっていることから、OSH1の発現領域の広さは将来分化するシュートの数と相関があると考えられる。シュート分化領域決定のメカニズムの解明をめざし、are1変異体についてもポジショナルクローニングによる遺伝子単離を試みた。are1については、昨年までに候補遺伝子を含む1つのPACクローンを同定していたが、アリルの塩基配列解析により候補遺伝子を同定し、相補性検定により原因遺伝子の特定を行った。ARE1遺伝子は、サイトゾル型のD-ribulose 5-phosphate 3-epimeroseをコードする遺伝子であった。現在、分子生物学的手法を用いて、より詳細な解析を行っている。
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