中国農村における就業構造の変容と日本農業の経験 ―東アジア農村型就業モデルの構築―
Project/Area Number |
00J04361
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Agro-economics
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Research Fellow |
西野 真由 東京農業大学, PD
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 中国 / 経済格差 / 農村 / 農民 / 農村労働力 / 戸籍制度 / 出稼ぎ / 定住化 |
Research Abstract |
本年は、中国における農村就業構造の変化について考察を行うために補足的なフィールドワーク及び昨年までのとりまとめ作業を行った。 まず、9月に山西省における農村労働力の就業実態の調査を実施した。昨年は沿海地域の調査を中心に行ってきたため、内陸地域という新しい視点から問題にアプローチを行った。さらに、2月に中国において最も農村労働力流動が活発な地域の一つである四川省においても調査を実施した。調査から大規模な流出労働力によって、村における就業構造が著しく変化を遂げていたこと、土地流動化など農業分野において新たな動きが見られたこと等、いくつかの興味深い点が明らかになった。中国だけでなく、日本においても補足調査を実施し、12月に千葉県三芳村においてヒヤリング調査を行い、昨年まで調査を実施した地域との比較を行った。 さらに、こうしたフィールド・ワークに加えて、昨年まで実施してきた政府機関のヒアリング調査結果のとりまとめ、自治体レベルの条例・通達の分析、農村労働力の就業にかんする条例についても分析を行った。これらの調査結果、制度面でのアプローチから、現在、本研究の最終目的である東アジア農村型就業モデルの構築に関する論文を執筆中である。
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Report
(1 results)
Research Products
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