Project/Area Number |
00J08557
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
丸 信人 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 高次元理論 / デカップリング解 / 超重力理論 / BPS解 / Randall-Sundrumモデル / 場の局在 |
Research Abstract |
平成14年度は、5本の論文を発表しました。 1.高次元理論から導かれる4次元理論を用いて、観測されているフェルミオンの質量階層性を説明する単純な物質場の配位をいくつか見つけました。また、その配位から超対称フレーバー問題を解決するデカップリング解と呼ばれるスカラーフェルミオンの質量スペクトルが自然に導けることを示しました。更にスカラーレプトンセクターのデカップリング解に着目し、ミューオン異常磁気モーメントアノマリーをレプトンフレーバーの破れからの制限に矛盾せず説明できることを示しました。 2.4次元N=1超重力理論に結合しているスカラー場のBPSドメイン壁の厳密解を見つけました。このBPS解が厚さゼロの極限でRandall-Sundrum解を再現し、宇宙項の微調整が自動的に導かれることを示しました。更に、非BPS解の近似解を重力結合定数に関する摂動論を用いて体系的に構成しました。 3.5次元Randall-Sundrumモデルにおけるバルク中のスカラー、フェルミオン、ゲージ場の局在化の性質が、4次元直積群のゲージ群をもつ理論においても、低エネルギーモードを非常によく再現できることを示しました。特に、ゲージ場のゼロモードが局在することを容易に示すことができました。物理への応用として、フェルミオン質量階層性を説明する配位を数値的に見つけました。 以上の研究成果を学会(9月立教大)、研究会(7、1月基研)、セミナー(9月新潟大、10月東北大、東工大、理研、中央大、11月高エネ研、都立大、1月日大)等で発表しました。国際会議(6月、ドイツ)に出席しました。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)