Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
1.イネAOX1c遺伝子の配列を一部含むMutator(Mu)様因子の解析AOX遺伝子の保存領域をプローブに用いて、イネにおいてゲノミックサザンハイブリダイゼーションを行うと、多数のバンドが得られる。これらのバンドのうち4本が、イネAOX1c遺伝子の配列を一部含むMu様因子由来のバンドであることを明らかにした。さらに、このMu様因子と同じグループに属すMu様因子を多数同定し、これらのうちの多くがホストゲノムの遺伝子配列の一部を含んでいることを示した。以上のように、イネAOX1c遺伝子の配列を一部含むMu様因子を同定することで、イネAOX遺伝子ファミリーの構成がより明らかとなり、またAOX遺伝子の一部の配列は、Mu様因子に取り込まれてゲノム再構成にかかわったことが明らかとなった。2.研究の総括イネ呼吸系遺伝子の発現調節を調べるために、シトクローム呼吸、オルタナティブ呼吸、そしてエタノール発酵に関わる遺伝子を同定し、その発現を中心に解析を行ってきた。その結果、AOX遺伝子のコピー間における発現特異性が明らかとなり、これらの遺伝子に機能分化が生じた可能性が示された。また、異なる呼吸経路間にも、様々な生育段階、あるいは外界からの刺激(ストレス)に対して、遺伝子の特異的な発現がみられた。このことから、それぞれの呼吸経路に関わる遺伝子は異なる発現調節を受けており、かつ各々相互に作用しあっている可能性が示された。
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