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高エネルギーガンマ線ステレオ観測による活動銀河核の放射機構の解明

Research Project

Project/Area Number 00J10251
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

櫛田 淳子  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2000 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsガンマ線 / チェレンコフ望遠鏡 / ステレオ観測
Research Abstract

私の所属するCANGAROOチームは、オ-ストラリアで口径10mのチェレンコフ望遠鏡を用いて南天のガンマ線天体の観測を行っている。同様の望遠鏡を計4台建設してステレオ観測を行うCANGAROO III計画が進行しており、今年度に2台目の望遠鏡が完成し、2台の望遠鏡によるステレオ観測を開始した。ステレオ観測を行うことによってエネルギー分解能、位置分解能が向上し、さらに詳細なガンマ線放射機構の解明が期待できる。来年度中に2台の10m望遠鏡が完成する予定であり、現在国内でデータ収集システムの組み上げを行っている。
今年度は過去2年間にわたってCANGAROO10m望遠鏡によって観測したパルサー星雲であるPSR1706-44のデータを解析を行った。その結果、以前より低いエネルギー領域までのガンマ線フラックスが得られ、1TeV付近にスペクトルの折れ曲がりを確認し、このガンマ線の放射機構は逆コンプトン散乱である可能性が高いという証拠を得た。またX線衛星チャンドラのアーカイブデータを解析し、パルサー領域とパルサー星雲領域を別々きに分けてX線スペクトルを求め、領域ごとのスペクトルと放射機構の違いを明らかにした。さらにこの新たな2つの結果を加えて多波長スペクトルを求めこの天体のTeVガンマ線放射機構はシンクロトロンーICモデルでは説明できないという、今まで考えられていた一般的なパルサー星雲からのガンマ線放射理論とは異なる観測結果を得られた。これらの結果は日本物理学会や国際会議で公表している。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2024-03-26  

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