新規クローニング法を用いた核受容体選択的制御因子の単離
Project/Area Number |
00J10521
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Endocrinology
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Research Institution | Shinshu University |
Research Fellow |
柿澤 供子 信州大学, 医学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 核受容体 / 相互作用 / PPAR gamma / チアゾリディンジオン / インスリン抵抗性 / ファージディスプレイライブラリー |
Research Abstract |
HIT-T15細胞株より作成したT7ファージディスプレイcDNAライブラリーを用いて、GST-RXR/PPARの固定ビーズにリガンド存在下に吸着し、GST-RXR/TRその他のビーズを素通りするようなクローンをカラム操作および宿主大腸菌での増幅を繰り返すことで選択的に増幅した。最終的に標識したPPARをプローブに用いてこの増幅されたライブラリーを蛋白蛋白相互作用を用いてスクリーニングした結果、PPARγと特異的に相互作用する因子を単離した。塩基配列を決定したところ、この相互作用因子はプロテインキナーゼC結合蛋白であることが判明した。相互作用はリガンド依存性でありPPARγのリガンド結合領域と相互作用していたが、これまでわかっている転写共役因子の結合とは違って受容体のヘリックス12の変異受容体にもリガンド依存性に結合した。またこの相互作用はin vitro pull down assayおよびin vivoにおける共沈実験で明らかであるが、酵母Two-hybrid法では検出できないことが判明した。PPARγは、プロテインキナーゼCの活性を制御していると考えられている上記の因子にリガンド依存性に結合し間接的にプロテインキナーゼCの活性を制御して、PPARγおよびそのリガンドであるチアゾリヂンヂオン系薬剤がインスリン抵抗性を解除する作用の分子機構に関与している可能性が高いと考え現在実験を遂行している。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)