東欧旧社会主義諸国におけるマス・コミュニケーション環境の変容に関する研究
Project/Area Number |
00J11076
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Rikkyo University |
Research Fellow |
清水 真 立教大学, 社会学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 国際コミュニケーション論 / NWICO / CSCE / 公共圏 / 移行期 / 社会主義 |
Research Abstract |
研究の最終的な目的は、1989年に劇的な体制転換を遂げた東欧旧社会主義国における、体制転換以前のマス・コミュニケーション環境の真実はいかなるものであったのか、また、社会主義を経験した国々のマス・コミュニケーション環境はどのような変容過程を辿り、今後どのような問題を提起していくのか、を分析することにある。具体的には6点のサブテーマ、(1)マス・コミュニケーションを巡る国際的論議と東欧諸国における受容、(2)東欧旧社会主義国における「娯楽」概念の解釈変容ならびに「広告」の導入(内的要因)、(3)非公認メディアの言論活動〜情報連鎖」状況と「批判的世論空間」の創出〜、(4)国営メディアの「Pre-Adaptation」状況〜非公認メディアとの接近〜、(5)転換期の東欧社会主義体制下における情報行動、(6)東欧社会主義国における公共圏ないし世論に関する考察、を設定し研究を進めてきた。 本年度前半期は、マス・コミュニケーションに関する国際的論議、すなわちUNESCOの「新世界情報コミュニケーション秩序(NWICO)」論議及び、欧州安全保障協力会議(CSCE)の第3バスケットに関する論議を文献によって検証してきた。後半期は東欧(チェコ)へ赴き、ヴィーレン・プレチャン氏(チェコ現代史・反体制運動)へのインタビューを行った。インタビュー後、チェコ現代史研究所において、反体制運動とメディアとの係わりに関する資料収集を行った。成果の一部は、日本マス・コミュニケーション学会誌に「東欧社会主義国における国営テレビの変容」として発表した(業績参照)。また、2003年度日本マス・コミュニケーション学会の個人研究発表における「EUの東方拡大政策とマス・コミュニケーション秩序の変容」として発表する。 2004年度博士学位取得見込み。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)