細胞増殖因子受容体チロシンキナーゼによる細胞増殖の制御機構
Project/Area Number |
01015072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
蛯名 洋介 徳島大学, 酵素科学研究センター, 教授 (00112227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 尚 徳島大学, 酵素科学研究センター, 助手 (40210009)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
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Keywords | 細胞増殖 / 受容体 / チロシンキナーゼ / グルコーストランスポーター |
Research Abstract |
本研究の目的はインスリンレセプターゼを中心に細胞増殖因子レセプターのもつチロシンキナーゼを介した細胞内シグナル伝達機構を明らかにすることである。従来まで、このチロシンキナーゼの基質はいろいろ報告されているがそれらが本当の生理的役割をもつチロシンキナーゼの基質であるのかどうか明らかでない。各種細胞増殖因子レセプターのチロシンキナーゼは一次構造でホモロジーが高いため、その基質も遺伝子ファミリーを形成している可能性が高い。そこでインスリンレセプターチロシンキナーゼの基質cDNAが分離できれば、他のチロシンキナーゼの基質も分離できる可能性がある。そこで我々はまず、このシグナル伝達の欠損細胞株を分離し、これに発現ライブラリーを導入し、complementationによりチロシンキナーゼの基質を直接クローニングしようと試みた。インスリンレセプターとインスリン反応性グルコーストランスポーターのcDNAを介して、両者を大量に発現している細胞から、この両者を結ぶmediatorの欠損株を分離できたと考えられるので、今後このmediatorのcDNAの分離を行ないたい。 本研究は従来の方法とは異なり、チロシンキナーゼの基質cDNAを細胞工学的手法により分離しようとするものである。また最近グルコーストランスポーターは質および量とも細胞増殖および細胞ガン化に伴いfos遺伝子産物と同じぐらい早期に変動することが明らかとなってきた。そこで脳型グルコーストランスポーター遺伝子および筋型グルコーストランスポーター遺伝子のプロモーター領域の一次構造を明らかにし、転写開始部位も決定したので、この方面からの研究も今後行ないたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)