Project/Area Number |
01015130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
矢原 一郎 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物, 部長 (60109957)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 1989: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
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Keywords | アクタン / 熱ショックタンパク質 / トリ肉腫ウィルス / ステロイドホルモン受容体 / コフィリン / 核内移行シグナル / カゼインキナーゼII |
Research Abstract |
トリ肉腫ウィルスのがん遺伝子産物pp60^<vーsrc>、ステロイドホルモン受容体、ダイオキシン受容体等は細胞質で熱ショックタンパク質HSP90と複合体を形成している。前年度グルココルチコイド受容体とHSP90の複合体がアクチンに結合することを示したが、本年度はこの結合が特異的であることを次の結果によって示した。先ずこの結合がCa^<2+>・カルモデュリンによって阻害されることを確認した。次に複合体の安定剤モリブデン酸を除き、さらに高塩濃度で抽出することによって、4Sのグルココルチコイド受容体(HSP90から離れた)を得てアクチンとの結合を見たが、結合しなかった。 HSP90の作用を介してアクチン繊維と相互作用する機能タンパク質として新たにカゼインキナーゼIIを同定した。これは、ヘパリンによって阻害されるカゼインキナーゼII(CKII)基質特異性を示すキナーゼがHSP90と共に精製されること、および抗HSP90抗体で共免疫沈澱されることによって示された。見かけ上完全精製されたマウスHSP90標品(SDSーPAGEの染色で単一バンド)にも、gamma^^<32>ーPーATPを加えるとHSP90をリン酸化する活性があり、その活性はCKIIの特徴をすべて備えていた。 熱ショックや分化誘導剤DMSOによってアクチンと共に細胞質から核内に移行し遺伝子発現の変化やRNAスプライシングの異常に関与する可能性のあるアクチン結合タンパク質コフィリンの機能ドメインの同定を試みた。N端に近い部位にある核移行シグナル様の配列KKRKKの一部又は全部を部位指定突然変異誘導法で改変発現させたところ、この部位は核移行シグナルとして作用する他に、アクチンとの相互作用にも必要であることが明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)