• Search Research Projects
  • Search Researchers
  1. Back to previous page

第二次世界大戦後(1940年代〜50年代)におけるイギリスのアジア政策

Research Project

Project/Area Number01510226
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field History of Europe and America
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

木畑 洋一  東京大学, 教養学部, 助教授 (10012501)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed(Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Fiscal Year 1989 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Keywordsイギリス外交 / イギリス帝国主義 / 日英関係 / 英中関係 / 英-マラヤ関係
Research Abstract

1.研究代表者は、従来も当該テ-マについての資料・文献の収集につとめてきたが、本年は当科研費によって、イギリスの内閣記録のマイクロフィッシュ、イギリスと脱植民地化過程をめぐる文献、冷戦期イギリスの対外政策をめぐる文献を購入し、検討すると共に、従来集めていた資料をも対象に、資料整理を行なった。
2.当該テ-マをイギリス対外政策史、イギリス帝国史全体の中に位置づけるためには、イギリスの対外関係全体についての展望をもつことが必要であるが、その作業の一環として、本年度は裏面記載の論文を執筆発表した。
3.当該テ-マは、対日政策、対中国政策、対東南アジア政策という三つの柱に分けることができる。この内対日政策に関しては,「キャンベラ会議(1947年)再考」という論文を執筆したが、未発表である。対日占領政策をアメリカが主導する中でイギリスが脇役の位置に回らざるをえなかった対日政策、中華人民共和国承認問題をめぐってアメリカと対立し、自己の立場を貫きながらも、結局は中国からの撤退を行なわねばならなかった対中国政策、イギリス帝国支配へのイギリスへの固執をよく示したマラヤでの反乱鎮圧策を軸にする対東南アジア政策と、この三つの柱のあり方はそれぞれ異なるが、それらを比較しつつ検討していくことによって、第二次世界大戦後の世界の中でのイギリスの位置と政策を改めて明らかにすることができるということを、本年の研究からつかみとりえた。
4.今後は、以上述べた三つの柱のそれぞれの検討を、本年収集した資料文献を大切に活用しつつ行ない、最終的には一個の書物とする予定である。

Report

(1results)
  • 1989 Annual Research Report

Research Products

(2results)

All Other

All Publications

  • [Publications] 木畑洋一: "(各国の外交政策)イギリス" 有賀貞也編 講座国際政治2 外交政策(東京大学出版会). 209-227 (1989)

    • Related Report
      1989 Annual Research Report
  • [Publications] 木畑洋一: "帝国主義時代への視座" 歴史学研究. 602号. 36-45 (1990)

    • Related Report
      1989 Annual Research Report

URL :

Published : 1989-04-01   Modified : 2016-04-21  

Information FAQ News Terms of Use

Powered by NII kakenhi