Project/Area Number |
01550271
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子通信系統工学
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
森 真作 慶応義塾大学, 理工学部・電気工学科, 教授 (00051269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹瀬 巌 慶応義塾大学, 理工学部・電気工学科, 専任講師 (00187139)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 符号化変調方式 / 非対称通信路 / Viterbi復号 / 非対称マッピング / 誤り訂正符号 / 狭帯域ディジタル通信 / たたみ込み符号 / 光通信 |
Research Abstract |
本研究では、非対称マッピング狭帯域符号化変調方式、及び、非対称通信路におけるViterbi復号法について研究を行なった。以下、本研究で得られた研究成果の要約を述べる 1.狭帯域かつ高い誤り訂正能力を有するMulti-h畳み込み符号化連続位相変調方式(CPM)に、非対称なマッピングを組み合わせることにより、ユ-クリッド距離を拡大できることが示された。また、誤りパスの個数と平均出現確率も減少させることができることが示され、誤り率特性を一層改善できることが明らかになった。 2.Multiple Trellis符号化連続位相変調方式に、非対称マッピングを用いることにより、従来、誤り訂正できなかった平行パス誤りが訂正できるようになり、ユ-クリッド距離を大きくすることが可能となり、誤り率特性が一層改善できることが明らかになった。 3.光通信チャンネルにおけるViterbi復号において、光通信チャンネルの非対称性を利用した高速復号方式RPVD(Reduced Path Viterbi Decoder)を提案した。この方式は、正しいパスである可能性のきわめて小さいパスを除去することにより、Viterbi復号の復号時間の大部分をしめるAdd-Compare-Select(ACS)の回数の大幅な削減を可能としている。理論解析、及び、計算機シミュレ-ションの結果、誤り率特性を劣化させることなく、ACSの回数の大幅な低減ができることが示され、光通信チャンネルにおける高速化復号としてきわめて適した方式であることが明らかになった。
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