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アンチセンスRNAによるHBVの遺伝子発現制御の検討(遺伝子治療の基礎的検討)

Research Project

Project/Area Number 01570378
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

三田村 圭二  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30101314)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
KeywordsアンチセンスRNA / 合成オリゴヌクレオチド / トランスフォ-マント / B型肝炎ウイルス / HBs抗原 / S-遺伝子 / 遺伝子発現
Research Abstract

B型肝炎ウイルス(HBV)の遺伝子発現をアンチセンスRNAおよびオリゴヌクレオチドによる制御を目的とし,HBVの外被蛋白・HBs抗原をコ-ドするS-遺伝子を導入したHBs抗原発現トランスフォ-マントを作製し,アンチセンスS遺伝子のトランスフェクションおよびアンチセンス合成オリゴヌクレオチドによるHBs抗原発現抑制を検討した。
1.HBs抗原発現トランスフォ-マントの作製
HBVDNAのHBs抗原をコ-ドするS遺伝子をレトロウイルスベクタ-,pZiP-NeoSV(X)に組み込み,マウスN1H3T3細胞にトランスフェクトし,neomycinに耐性なトランスフォ-マントを選択し,HBs抗原を産生するトランスフォ-マントを作製した。このトランスフォ-マントはHBV-S遺伝子を組み込み,mRNAの転写体が認められ,細胞内にHBs抗原の産生がRTA法およびウエスタンブロッティング法により確認された。
2.アンチセンスS遺伝子によるHBs抗原発現抑制の検討
(1)pZiP-NeoSV(X)のneomycin耐性遺伝子をhygromycin耐性遺伝子に置換したベクタ-にS遺伝子に対するアンチセンスS遺伝子を入れ,HBs抗原発現トランスフォ-マントにトランスフェクトし,hygromycin耐性により選択して、アンチセンスS遺伝子が導入されたトランスフォ-マントを作製し、HBs抗原発現抑制を検討中である。
(2)HBVDNAのS遺伝子の開始コドンを含む5′端および3′端に向かって各々20塩基,S遺伝子の中間部および終末コドンを含む20塩基の合成アンチセンスオリゴヌクレオチドによるHBs抗原の発現抑制を検討した。
S遺伝子の開始コドンを含む5′端側のアンチセンスオリゴヌクレオチドが最も強くHBs抗原の発現を制御した。しかし,その抑制効果はあまり強くなく,30%前後の抑制であった。オリゴヌクレオチドの細胞内への侵入,不安定性などなお検討を必要とする。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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