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プロテオグリカン生合成における糖鎖分布決定機構の研究

Research Project

Project/Area Number 01580148
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 物質生物化学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

菊地 康夫  東北大学, 理学部, 助手 (10004467)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywordsプロテオグリカン / ケラタン硫酸
Research Abstract

プロテオグリカンは結合組織、特に軟骨の主要成分で軟骨細胞により分泌され軟骨に強度と弾力性を与えるとともに、軟骨細胞を取り囲み細胞の生育に適した環境を形成する上で重要な役割を果たす。プロテオグリカンは芯となるタンパク質(コアタンパク)に二種の硫酸化多糖、コンドロイチン硫酸とケラタン硫酸、が多数結合した巨大分子であるが、コアタンパク上の糖鎖分布には整然とした秩序があり、タンパクのアミノ末端部分にケラタン硫酸が、その他の部分にコンドロイチン硫酸が多い。プロテオグリカンの生合成における糖鎖分布決定機構とその生物学的意義を解明することが本研究の目的である。コアタンパクのアミノ酸配列と糖転移酵素の基質特異性が糖鎖分布を決定するものと考えられるが、コアタンパクのコンドロイチン硫酸結合領域の情報は多いのにケラタンパク硫酸結合領域については知られていなかった。われわれは、ブタ髄核ケラタン硫酸に結合するコアタンパク断片のひとつをAla-Pro-Ser-Pro-Glyと決定した。これはコンドロイチン硫酸の結合領域に共通する配列、-Ser-Gly-、とは異なる。本研究費補助金により高圧グラジエント溶出が可能なHPLC装置、JASCO 802-SC、を購入できたので、これを用いて更に新たなケラタン硫酸結合配列を検索中である。この結果ケラタン硫酸結合領域に共通する配列が明らかになり、両糖鎖の結合領域の違いがはっきりと対比されるものと期待される。また、本補助金により上記の配列のペプチドを化学合成できた。糖鎖が結合するSer残基の周辺のアミノ酸を一つずつ取り替えたアナログペプチドも合成した。合成粗標品の精製分取にも上記HPLC装置が有効に使用された。このペプチドにケラタン硫酸の最初の糖(N-アセチルガラクトサミン)を転移させる酵素を確認し、アナログペプチドを気質に用いてその酵素の基質特異性を明らかにすべく研究継続中である。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] Kikuchi,Y.,: "A Synthetic peptide as an acceptor in an enzymatic N-acetylgalactosamine transfer reaction" Int J.Protein Reserch.

    • Related Report
      1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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