カーボンナノクラスターのドーピングによる新素材開発の基礎研究
Project/Area Number |
01F00079
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
機能・物性・材料
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
永瀬 茂 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LU Jing 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 外国人特別研究員
LU J.
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | フラーレン / ナノチューブ / ケイ素クラスター / ゲルマニウムクラスター / 遷移金属ドーピング / 電子状態 / 理論研究 |
Research Abstract |
(1)フラーレン構造をもつ最少単位として注目されている炭素クラスターC_<20>のさまざまな異性体の安定性と構造を系統的に理論計算で明らかにすることにより、最近の実験で提案されているC_<20>フラーレンの存在を確認した。 (2)フラーレンの骨格炭素を同族のケイ素で置換した球状クラスターには、高周期元素特有の新規な電子特性が期待されている。しかし、ケイ素は炭素と異なりsp^2混成を非常に嫌うので、どのような遷移金属をドープすると、どのサイズのケイ素クラスターまで球状のカゴ構造が安定化されるかを系統的に明らかにした。 (3)遷移金属を内部ドープしたケイ素クラスターとゲルマニウムクラスターの構造と電子特性の類似点と相違点を理論計算により明らかにした。 (4)炭素ナノチューブの内部空間をC_<60>フラーレンやC_<20>フラーレンでドープしたときのバンド構造の特徴と伝導性を明らかにした。また、フラーレンを内包できる炭素ナノチューブの最少半径を明らかにした。 (5)現在、フラーレンの1次元ポリマーと今属内包フラーレンでドープされた炭素ナノチューブの構造と電子特性を解明中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)