ヒト・コヘーシン構成蛋白質hRad21の分子生物学的・細胞生物学的研究
Project/Area Number |
01F00148
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Kyoto University (2002) Tokyo Institute of Technology (2001) |
Principal Investigator |
石川 冬木 京都大学, 生命科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HOQUE MD Tozammel 京都大学, 生命科学研究科, 外国人特別研究員
HOQUE M. T.
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | Rad21 / Scc1 / コヘーシン / キネトコア / スピンドルチェックポイント / ドミナント・ネガティブ効果 |
Research Abstract |
S期で複製された姉妹染色分体が正確にふたつの娘細胞に分配されるためには、これらが分裂期アナ期の開始までつなぎ止められている必要がある。出芽酵母の研究により、この過程ではコヘーシンと呼ばれる蛋白質複合体が姉妹染色分体をつなぎ止める役割をしていることが明らかにされた。Rad21/Scc1は、コヘーシン複合体の構成蛋白質の一つであり、アナ期の開始に伴い、蛋白質分解酵素によって消化されることが知られている。我々は、既にヒトRad21/Scc1がヒト細胞におけるコヘーシン機能に必須であり、さらに、キネトコア機能にも重要な役割を果たしていることを見出している。今年度の本研究において、我々が作成した抗ヒトRad21/Scc1抗体を用いて、さらに詳細にM期におけるヒトRad21/Scc1の細胞内分布を観察した。その結果、ヒトRad21/Scc1が従来知られていた染色体腕部やキネトコア領域以外に、中心体、スピンドル、ミッドボディ等、微小管が存在もしくは結合する領域にも局在していることを見出した。これらの結果は、ヒトRad21/Scc1のM期における微小管機能への関わりというその新たな役割を示唆している。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)