Project/Area Number |
01F00151
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
印度哲学(含仏教学)
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
石井 修道 駒澤大学, 仏教学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CHO Myung Je 駒澤大学, 仏教学部, 外国人特別研究員
JE CHO MYUNG 駒澤大学, 仏教学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 宋代禅 / 高麗禅 / 道元禅 / 禅宗史 / 韓国思想史 / 正法眼蔵 / 従容録 / 儒仏道一致 / 宋代禅宗史 / 公案 / 大慧語録 / 看話禅 |
Research Abstract |
趙明濟氏は、石井修道の大学院の演習科目である永明延寿『宗鏡録』及び『祖堂集』に毎週参加した。『宗鏡録』は10世紀の著述であるが、高麗大蔵経の責重な禅籍の一つであり、100巻の中には既に散逸したものも多く含まれている。『祖堂集』も10世紀に福建省で編集された禅籍であるが、その版木は韓国海印寺にしか存在しないもので、近年になって注目され、大いに研究が進展しつつあるものである。この外、課外ゼミの元代に成立した『従容録』の読書会にも参加している。このように、日頃の研究生活を続け、多量の禅籍を所蔵する駒澤大学図書館を大いた利用することができた。 同時に12世紀〜14世紀に残存する高麗禅籍の研究は、日本と中国の禅籍に加えて、日本滞在中の最も重要な研究ともなった。その研究成果は、平成15年6月に韓国大邱で開かれた韓国中世史学会の学会で「高麗末儒仏一致説とその思想的意義」として発表することができ、また、10月に台湾宜蘭県の仏光大学で開かれた「宗教研究の現況と課題」のテーマの学術会議において、「12〜14C東アジア禅宗史研究の課題と展望」の発表をすることができた。 また、趙氏は、国内においは、昨年同様に京都大学の研究班(代表杉山正明教授)に参加し、研究を継続することができた。8月には、東アジア異文化交流研究会の中の日中韓版本研究会に出席すると共に、貴重な古版本の調査ができた。また、10月には奈良の天理大学で朝鮮学会学術大会に参加し、「元干渉期における高麗禅宗界の思想的傾向」の研究発表を行うことができた。同時に天理大学図書館の禅籍の調査も行った。得られた成果をできるだけ記録に残す為に、資料のコンピュータ入力の助力を得て、その費用を謝金として支払った。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)