不規則雑音に埋もれた信号の2次型時間-周波数分布関数による検出とパラメータ固定
Project/Area Number |
01F00215
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Measurement engineering
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
大住 晃 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DJUROVIC Igor 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 外国人特別研究員
DJUROVIC I.
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 時間-周波数解析 / 信号のパラメータ推定 / 信号検出 / 信号処理 / ウィグナー分布 |
Research Abstract |
本年度は初年度に引き続き雑音に埋もれた周波数変調(FM)信号の瞬時周波数パラメータを同定する手法について研究をおこなった. すでに提案している確率論的手法に時間-周波数解析のひとつであるウィグナー分布を組み入れた瞬時周波数パラメータの同定手法に対して2つの離散未知パラメータで構成される尤度関数上の格子点上に真値がある場合と格子点間に真値がある場合で推定結果がどのように異なるのかを100回のシミュレーションとクラメール・ラオの下界値でもって評価した.当然格子点上に真値がある場合がより有効であり,S/N比 約-12Bといった雑音レベルが非常に高い場合にも有効であった.しかし格子点間に真値がある(離散点上に真値がない)場合であってもその近辺に推定値をとることが確認され,またその場合においてもS/N比 約-8dBであってもうまく推定が行なえており実用上十分有効であることが確認された. 2次型時間-周波数分布関数の応用として2次元画像上の破断した線画の推定をも行なった.これは部分空間線画検定法を用い2次元画像を2つの1次元FM信号に変換しウィグナー分布を用いることで2次元画像上の曲線を多項式で表現する全く新しい手法であり,数値シミュレーションでその有効性を確認している.また複数の曲線の推定で妨げとなるクロス項の問題についてはすでに提案されている時間-周波数分布の1つであるS-methodを用いることで解決している.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)