Project/Area Number |
01J00038
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Measurement engineering
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
長谷川 一英 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 内視鏡 / 形状計測 / 生体計測 / 病変部推定 / 診断支援 |
Research Abstract |
本研究の目的は,内視鏡検査の際に病変部の形状情報を取得することによって診断の支援を目指したものである.昨年度の実施では,硬性鏡と電子鏡の2種の内視鏡において形状計測を実現し,通常の内視鏡からでは理解しにくい立体形状を容易に把握できることを確認した. 今年度の実施では,これらの内視鏡装置が臨床応用された場合に,どのように内視鏡診断を支援できるかを考えて進めた.内視鏡検査の病変部には,組織表面の色合いに変化が出る場合と,凹凸度などの形状に表れる場合とがある.本研究では,形状計測に主眼を置いているため,形状情報のみから病変部の隆起領域を推定し,その特徴量の抽出を行う手法を提案した. 昨年度までに構築した内視鏡装置の測定結果には,それぞれの計測装置が持つ系統的なノイズ成分が含まれていたため,まずこのノイズ成分をウェーブレット変換の多重解像度解析を用いて除去する手法の提案を行った.そして病変部の隆起領域を分離するために,動的面モデルを用いて正常組織表面の形状推定を行う手法を提案した.この推定処理では,動的面モデルを(ゴム板にみたてて)加圧,弛緩の二段階の過程をふむことで正常組織の表面を求めている.この推定表面から病変部の隆起領域の分離を行い,隆起領域の特徴量として,今回は外周長,隆起面積と容積の算出を行った.現段階では,これらの特徴量を用いることにより,症状の客観的な比較や進行状況の把握を容易に行い診断の支援を可能にしている.なお,この処理過程において隆起部のみの形状が分離されているため,この形状情報とデータベースを用いた支援システムヘ容易に発展させることができる.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)