テンス、アスペクト、モダリティの認知的相互作用に関する研究
Project/Area Number |
01J00441
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
英語・英米文学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田村 幸誠 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 認知文法 / テンス / 時制 / 補文節 / グラウンディング / 過去時制 / 未来 / 補文 / 認知言語学 |
Research Abstract |
今年度は特別研究員としての最終年度であり、これまでの研究をまとめることに集中した。その成果は"On Form-Meaning Mismatches in English Modality and Tense : A Cognitive Grammar Perspective" (pp.240)という一冊の本としてまとめた。これは来年度中に出版する予定である。内容は主に、採用一年目にEnglish Linguistics 17に掲載された英語法助動詞に関する論文と、採用二年目に英国言語学会(Linguistics Association of Great Britain 2002 Spring Meeting)で発表した英語時制に関するものが中心になっている。また、この二つの研究がどのような関係にあるかということも上述の本の中で議論を行った。特別研究員としての生活が、実り多きものであったことを形でも示すために、できるだけ早く出版し、多くの人からのフィードバックを得たいと考えている。 また、1月からはイヌイット語(イヌピアック方言/東エスキモー語)の聞き取り調査をはじめた。この調査の狙いは、この3年間で行ってきた法性・時制の認知文法的分析が、英語や日本語とは全く違う系統に属するイヌイット語に対してはどのように適用することができるかを調査するためである。イヌイット語において、この分野の包括的な研究はなされておらず、まず正確な記述分析を行い、その上で、これまでの研究を類型論的意味合いのもつ分析へと発展させていこうと考えている。 反省点としては、今年度は論文執筆に集中したため、全国学会での研究発表、また日本の研究者との活発な交流を行わなかったことがあげられる(研究会は2度発表を行った)。来年度は全国学会で、あるいは海外の学会で、今年度の成果も含めて口頭発表できればと考えている。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)