Project/Area Number |
01J00676
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大谷 有美 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | Pas / STAT6 / Th1 / Th2 / AICD / CD28 / IL-2産生 / IL-2プロモーター / NF-κB / CD5 |
Research Abstract |
[目的]一般にTh2細胞は、Th1細胞に比し、AICD (activation-induced cell death)感受性が低い。AICDは活性化T細胞に同時に誘導されるFas及びFasリガンド(FasL)の相互作用において、Fas分子からのシグナル伝達に基づく。Th1とTh2におけるAICDの感受性の差は、Fas又はFasLの発現の差に基づくと考えられるが、その差異、とりわけFas発現誘導の差異については未だ明らかではない。そこで今回、Th1とTh2細胞におけるFas分子の発現レベルを比較検討した。 [方法]静止期T細胞を[IL-12+抗IL-4抗体]又は[IL-4+抗IFN-γ抗体]存在下にTCR(CD3/CD28)刺激によりそれぞれTh1又はTh2に誘導した。TCR刺激を解除し、IL-2存在下で一定期間培養した後、再び抗CD3抗体刺激することによりAICDを誘導した。 [結果及び考察](1)マウス末梢T細胞をTCR刺激を含むTh1およびTh2誘導条件下で培養すると、両培養系ともにTCR刺激によって一旦はFas発現が誘導された。Th1のFas発現は持続した一方、Th2のFas発現は徐々に消失した。(2)抗CD3抗体での再刺激後も、Th1とTh2のFas発現レベルの差異は持続し、この時惹起されるAICDの強弱と相関した。(3)IL-4-/-マウスではTh2条件下で刺激された細胞上のFas発現は減弱せずむしろ増強し、逆にIFN-γ-/-マウスではTh1条件下で刺激された細胞のFas発現が抑制された。(4)STAT6-/-ではTh2条件下でもFas発現が抑制されなかった。以上、TCR刺激により誘導されるFas発現はIL-4/STAT6経路により負に、IFN-γにより正に制御される結果、IL-4存在下で分化するTh2細胞はFas発現が抑制される一方、Th1細胞はFas発現の抑制が起りにくいことが示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)