Project/Area Number |
01J00996
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Developmental biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大田 浩 大阪大学, 微生物研究所, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 精原肝細胞 / 移植 / セルトリ細胞 / GFP |
Research Abstract |
精子形成は精原幹細胞の増殖・分化、精母細胞の減数分裂および精子細胞の著しい形態変化を経て最終的に精子を産生する一連の分化過程である。これら一連の分化過程は精原細胞の内、最も未分化な精原幹細胞の増殖・分化により開始される。精原細胞は、細胞核の形態により、A型、B型精原細胞に分類され、さらにA型精原細胞はその細胞の配列様式により、Asingle(As), Apaired(Apr), Aaligned(Aal)に細分化することができる。現在のところ、As型精原細胞が精原幹細胞であると考えられているが、その増殖・分化機構の解析は、培養系などの有効な解析系が存在せず、実験的な証明は困難であった。本研究では新たに開発された精細胞移植法を応用し、雄性不妊マウスの原因解明および精原幹細胞の増殖・分化機構を解析することである。 精細胞移植法を応用した解析の結果、移植後の精原幹細胞の分化過程は、精細管内において同調して行なわれていることを示し、また、雄性不妊を示すnectin2欠損マウスの表現型は、セルトリ細胞に発現するnectin2が欠損することにより引き起こされることを証明した。さらに、Sl/Sl^d変異マウスの精巣において引き起こされてるアポトーシスはp53非依存的であることを示し、停留精巣において引き起こされているアポトーシスは、精原細胞から精母細胞までの段階ではp53依存的であるが、それ以降の細胞、すなわち、半数体生殖細胞のアポトーシスはp53非依存的であることを証明した。
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