意味論的パラドクスの解決、および同パラドクスの発生メカニズムの解明
Project/Area Number |
01J02242
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Philosophy
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
津留 竜馬 東京都立大学, 人文学部・哲学科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 真理 / 嘘つきのパラドクス / 強化された嘘つき / 報後嘘つき / 真理の理論 / 意味論的パラドクス / 規約T / 有意味性 / 報復嘘つき |
Research Abstract |
本年度は、嘘つきのパラドクスの解決を試みるために最も基本的な問題である「パラドクスとはそもそも何なのか」という問題について考察した。 パラドクスとは何かという問題について考えると結局、次のようになる。すなわち、パラドクスとは、正しい前提と正しい推論からまちがった結論がみちびかれているように見える論証のことである、というようにである。そして、このような論証が我々にとって解決を必要とする問題であるためには、「正しい前提と正しい推論からは正しい結論がみちびかれる」ということが言えなくてはならない。しかし、このことを正しいことと認めるならば、そこから、「知る人のパラドクス」として知られているパラドクスの議論が使えて、矛盾がみちびかれてしまうのである。以上により、パラドクスとは何かという問題は、非常にむずかしい未解決の問題であることが示された。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)