三量体Gタンパク質G12ファミリーによる神経機能調節の研究
Project/Area Number |
01J03814
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neurochemistry/Neuropharmacology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山口 賀章 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | G12ファミリー / Rho / GPCR / 細胞内局在 / PP5 / PP5-TPR / thrombin / LPA / yeast two-hybrid / 神経可塑性 / 細胞膜移行 |
Research Abstract |
Gα12/13の新規活性測定法の開発と、Gα12/13のレセプターとの共役の特異性決定因子の解明 私は、2002年にセリンスレオニンフォスファターゼ5(PP5)が三量体Gタンパク質G12ファミリーの新規エフェクターであることを見いだした。2003年に私はPP5のTPRドメインが活性型Gα12/13と特異的に結合するという特性を利用して、TPRドメインによるpull-downにより、Gα12/13の活性を測定する新規活性測定法を開発した。 Gα12とGα13は、下流でRhoという共通の分子を利用する一方、上流のレセプターとの共役に関しては、それぞれに特異性があることが、Gα12/13のドミナントネガティヴ体を用いて示されていた。そこで、私は上記の新規アッセイ法を用いてthrombin及びLPAがGα12及びGα13を、それぞれ特異的に活性化すること、及びこの特異性が、Gα12/13のN末端アミノ酸配列の差に起因することを解明した。近年、神経細胞において、Gα12は細胞体、Gα13はneuropilと局在が異なることが報告された。このことから、Gα12/13とレセプターの細胞内局在の違いが、それらの共役及びシグナリングに重要であると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)