仔稚魚消化生理の個体発生:消化管ホルモンの産生動態による解明
Project/Area Number |
01J03930
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
上坂 裕子 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | CCK / 免疫組織化学 / クローニング / in situ hybridization / 大西洋ニシン / 大西洋オヒョウ / クロマグロ / アユ |
Research Abstract |
昨年成功したニシンCCKのクローニングならびに脳や消化管におけるCCKmRNAの発現状況を論文としてまとめている。 また、昨年に引き続き、クローニングにより得られたニシンCCKプローブを用いてin situ hybridizationを行った。当初はクリオスタットによる凍結切片を用いてin situ hybridizationを行ったが、ニシン仔魚の場合、凍結切片では組織がぼろぼろになりがちできれいな組織切片を得るのが難しかったため、パラフィン切片をin situ hybridizationに使えるように方法の改善を行った。その後、個体発生を追ったサンプル(ふ化後0日から43日)を用いてCCKの発現時期や部位をin situ hybridizationで調べた。さらに異なる発育段階において1日から3日間絶食した個体を用いて、CCKの分布様式に違いがあるかについても調べた。以上の結果を論文にまとめているところである。なおこの結果を、2004年5月にタイ国プーケットで開かれるThe Eleventh International Symposium on Nutrition & Feeding in Fishにおいて発表する予定である。 General and Comparative Endocrinologyに投稿中であったアユ仔魚におけるCCKの発現時期と発現部位の論文が、6月に受理された。 今までに受理された大西洋オヒョウ、クロマグロ、アユの免疫染色によるCCKの発現時期と発現部位についての論文と、さらにクローニング、in situ hybridizationで調べたニシンCCKに関する知見をあわせて、異なる消化管形態を持つ仔稚魚におけるCCKの分布様式、ならびにCCKのターゲットとする膵臓や胆のうの発現時期や配置などの消化生理について論文にまとめる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
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[Publications] Kamisaka, Y, T.Kaji, S.Masuma, N.Tezuka, T.Kurokawa, T.Suzuki, G.K.Totland, I.Ronnestad, M.Tagawa, M.Tanaka: "Ontogeny of cholecystokinin -immunoreactive cells in the digestive tract of bluefin tuna, Thunnus thynnus, larvae"SARSIA. 87. 258-262 (2002)
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