ライマンアルファ銀河探査による銀河形成と遠方大規模構造の研究
Project/Area Number |
01J06260
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大内 正己 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 光赤外線観測 / 遠方銀河 / 構造形成 |
Research Abstract |
今年度(平成15年度)は、前年度までにすばる望遠鏡で得られたライマンアルファ銀河の撮像と分光データを元に解析を進めた。解析の結果を本研究の総まとめとして3つの論文で発表した。1つ目は、光度関数の進化に関するもので、赤方偏移3から5に向けて銀河の個数が減っていくことを示した(Astrophysical Journalへ投稿中:astro-ph/0309655)。2つ目は、大規模構造の進化に関するものでL^*の明るさを持つ銀河は赤方偏移3から5まで、クラスタリング強度を変えないことを示した(Astrophysial Journalへ投稿中:astron-ph/0809657)。3つ目は、昨年度に赤方偏移4.86で発見した大規模構造が3次元空間における手前側(赤方偏移4.79)でどのように続いているか調べたものである(Astrophysical Journal Letterに掲載予定)。 これら論文に掲載(または掲載予定)の研究成果は、国内外の学会および大学・研究所で発表した。平成15年6月のミコノス学会(ミコノス・ギリシア)の国際学会では口頭発表を行い高い評価を得た。さらに、平成16年1月に訪問した宇宙研究所科学研究所(ボルティモア・アメリカ)でも、同様の口頭発表を行った。これらに加え、平成15年9月の日本天文学会の秋季年会を初め、8月に岩手大学、11月に京都大学でそれぞれ口頭発表を行った。 現在投稿中の2論文の査読は平成16年3月中にも終了する予定で、これをもって3年間におよぶ本研究は完成する。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)