Project/Area Number |
01J06809
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
濱名 崇 国立天文台, 理論天文学研究系, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 宇宙物理 / 天文学 / 観測的宇宙論 |
Research Abstract |
今年度の主な研究実績のひとつは、観測データ解析法を確立したことである。本研究では大量の撮像データを解析する必要がありその自動化は研究の実施において必要不可欠なものである。データ自体は決まったフォーマットで出来ていて、データ解析も基本的には決まった処理をするのであるが、データごとの観測条件の違いに応じて適切なパラメーターを入力する必要がありこのことがデータ解析の自動化を困難なものとさせていた。私はパラメーターを自動的に決定するプログラムを設計し、観測データの解析の大部分を自動化することに成功した。 また本研究の成果を論文にまとめ、雑誌にて発表した。この論文では、まず観測手法を解説し、その観測の精度の評価結果を示した。次にデータの解析手法を詳しく説明した。この研究の主な結果は宇宙モデルのパラメーターの値に対して緩やかな制限を与えることが出来たことである。 観測的な研究と平行して、理論的な研究も行った。今年度は、宇宙の大規模が引きおこす重力レンズ現象に伴って生じる増光効果について、その宇宙論的観測への影響を詳しく研究した。まずこの増光効果を記述する理論的モデルを構築した。このモデルを基に銀河-QSO相関関数の観測への影響を研究し従来考えられていたものより2倍以上大きな影響があることを明らかにした。 また大規模構造の運動の進化を数値シミュレーションを用いて研究し、その進化の特徴を物理的に説明し、さらにそれを記述する理論的モデルを構築した。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)