Project/Area Number |
01J08751
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
生物形態・構造
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
中村 美紀 (2002) 山口大学, 理学部, 特別研究員(PD)
河合 美紀 (2001)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ゾウリムシ / 核内共生細菌 / ホロスポラ / 核膜 / 細胞外膜 |
Research Abstract |
筆者は、ゾウリムシの大核内共生細菌ホロスポラ・オブツサと小核内共生細菌ホロスポラ・ウンドゥラータの感染型の感染型の細胞外膜には、標的核膜識別センサーが存在し、このセンサー物質と標的核膜上の物質(リセプター)との特異的結合によって、ホロスポラは標的核膜を識別することを明らかにした。筆者は、また、これらの2種のホロスポラのセンサー物質に対するモノクローナル抗体も作成した。これら2種類のホロスポラの生活環には標的核織別能力のない時期の増殖型の時期があるが、その細胞外膜にも感染型で得られ多モノクローナル抗体と反応し、かつ、分子量が感染型のそれと同じ細胞外膜物質が存在する。したがって、生活環で、増殖型から感染型に分化する仮定で、増殖型の細胞外膜に存在したセンサー物質前駆体が、分子量の変化をほとんど伴わないような部分的な変化を受けて、標的核膜と結合力を有するセンター物質になったと予測される。また、変化を受ける部分がセンサー機能の活性基としての機能を有する部分と予測される。そこで、センサー物質としての活性基を有する断片を検出し、活性基の構造を明らかにする目的で、ホロスポラ・オブツサとホロスポラ・ウンドゥラータの増殖型から、感染型の全センサー物質と同じ細胞外膜物質を精製し、各種糖分解酵素でセンサーを消化し、イムノブロットで、抗原決定基を持つ断片の分子量を感染型のそれと比較した。しかし、分子量に差は認められなかった。断片の等電点における差の有無は未確認。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)