ごみ問題解決に向けての総合的研究-マクロ-ミクロ・リンク的視点から-
Project/Area Number |
01J10384
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤本 延啓 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ごみ問題 / 水俣 / 豊島 / 青森・岩手県境 / 住民 / 問題化 / あいまいさ・ねじれ / 行政 / 離島 / 問題化のギャップ / 困る・困らない |
Research Abstract |
これまで報告者が研究上一貫して最も重視してきたのはフィールドワークである。 今年度は熊本県水保市、香川県豊島、青森・岩手県境(二戸市・田子町)に注目し、現地に滞在して生活者の声を集め、行政担当者へのインタビューなどの調査を積み重ねた。3つの事例地の基本的な位置づけとしては、水俣市は「環境都市」およびグリーンツーリズムや住民参加、地域資源活用等における成功事例として、豊島は住民活動としての成功事例および「その後」の地域づくりに関して問題をかかえる事例地として、青森・岩手県境は産廃不法投棄事件に関わる問題解決過程における住民参加について問題をかかえる事例地としてであり、これらを比較検討する中で、問題点の明確化や成功要因の抽出などの考察を行っている。 これら3事例では、特に「地元住民における問題化」に注目している。青森・岩手における住民の問題意識にみとめられる「あいまいさ」「ねじれ」を指摘した。一方で豊島住民における「問題化」の明確さの中に潜む個々の「あいまいさ」「ねじれ」を住民運動上では解消させた手法、さらに水俣における「環境」をキーワードにした施策・行動に、「あいまいさ」「ねじれ」を内包させた、ひとつの解決法が存在していることを明らかにした。 これら今年度の研究報告として、論文発表の他に、2003年11月には科学技術論学会にて、同年12月には環境社会学会にて報告を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)