天体周りの冷却ガス内におけるダスト粒子の非平衡凝縮
Project/Area Number | 01J11234 |
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
固体地球物理学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Research Fellow |
田中 今日子
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed(Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost : ¥2,400,000)
Fiscal Year 2003 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Fiscal Year 2002 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Fiscal Year 2001 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
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Keywords | 均質核生成理論 / ダスト粒子の凝縮 / 凝縮のMDシミュレーション / 核生成率 |
Research Abstract |
天体周りのガス内におけるダスト粒子形成問題に関連し、以下の理論的研究をおこなった。 1、均質核生成理論とMDシミュレーションとの比較 核生成理論は、理論から得られる核生成率が、核生成実験から得られるものと桁で一致しないという問題点がある。本研究では近年MD(分子動力学)シミュレーションによる数値計算が行われていることに注目し、核生成理論とMDシミュレーションとの比較方法について調べた。MDシミュレーションと同じ状況下で理論計算を行い核生成率やダスト粒子数を時間の関数として得、この結果とMDシミュレーションとの結果を比較することで従来の理論モデルの妥当性について調べた。我々はこの研究内容を8月に行われた月惑星シンポジウムにおいて口頭発表した。 2、凝縮のMDシミュレーション 1の研究を行った結果、理論から得られる核生成率は、MDシミュレーションから得られるものとも桁で一致しないことが分かった。そこで我々は新しい理論モデルの構築を目指し、凝縮のMDシミュレーションを行うことにした。数値計算を行う際、東京工業大学河村研究室のMD計算プログラムを用いた。現在、圧力、粒子数などを変えた様々なMDシミュレーションを行っているところである。
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Report
(1results)
Research Products
(2results)