Project/Area Number |
01J60071
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
小柳 智義 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | プロテオーム / タンパク質複合体 / タンパク質装飾 / ユビキチン |
Research Abstract |
多くの生物種でゲノム解析が終了あるいは進行している現在、機能未知遺伝子の機能を探ることが、ポストゲノムと呼ばれる研究で重要なポイントとである。本研究においては、これらの研究を可能にする為の質量分析法を応用した蛋白質間相互作用解析システムの確立と、ユビキチン化により修飾を受けるタンパク質とその修飾系酵素群の複合体を網羅的に同定するための、試料調製法の確立を試みた。後者の目的のために、ユビキチン遺伝子に単離と検出の為のタグを入れ、酵母細胞あるいは、動物細胞においてタグ付きのユビキチンを発現される系を構築した。1種類のタグ、例えばヒスタグのみを導入したユビキチンでは、ユビキチン化されたタンパク質のみを単離することは難しく、得られた試料のタンパク質染色のパターンとユビキチンタグに対する抗体染色では、ユビキチン化されていないタンパク質がまだ大部分であることが分かった。数種類のタグを検討した結果から、1種類のタグでは、ユビキチン化されるタンパク質を高純度に精製することが困難であることがわかった。そのために、FLAGタグやその他のタグとヒスタグの2種類のタグをタンデムに組み合わせたタグを設計し、動物細胞に安定して発現する系の構築を試みた。その結果、安定してタグ付きユビキチンを発現している株を数種類獲得し、それらからユビキチン化されたタンパク質を単離することに成功した。現在、これらのタンパク質の同定を行っている。
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