Project/Area Number |
01J60090
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neuroscience in general
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
COE Brian 順天堂大学, 医学部, 特別研究員DC2
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 前頭眼野(FEF) / 補足眼野(SEF) / 頭頂間溝領域(LIP) / attention(注意) / intention(意図) / 意思決定 / サッケード |
Research Abstract |
我々の研究目的は、3つの大脳皮質眼球運動関連領野の機能的相違点を明確にすることである。2つの視覚標的を使った自由選択遅延サッケード課題を用いて、サルの前頭眼野(FEF),補足眼野(SEF)および頭頂間溝領域(LIP)におけるニューロン活動の変化について調べた。サルは一連の制限時間内にタスクを遂行せねばならないが、受容野(RF)と反受容野(nRF)に同時に提示された2つの標的のどちらでも自由に選択し報酬を得ることができる。受容野内に提示された標的の選択試行においてSEFでは、他の2つの領野に比してで高い視覚応答および予測的発火を示した(p<0.01, Mann-Whitney)。この結果は昨年度のjournal of neuroscienceに掲載された(Coe et al. 2002)。多くのニューロンはこの様に標的の選択(受容野で強く反受容野で弱い)に関係した発火を示したが、標的の選択を変える(受容野から反受容野あるいはその逆)直前や直後の試行において発火の変化を示すニューロンの存在も認めている。最も興味深い発見は、SEFの15%のニューロンで反受容野から受容野に選択を変えた最初の試行で、サッケードに先行した注視時や視覚反応時に強い発火が観察されたことである。これらの"leading"ニューロンは、試行ごとにサッケードに先行して、まさに標的の選択を変更しようとしていることを示していると思われる。一部のSEFニューロンでは、標的の選択変更直前の試行で報酬直後に発火の増大が見られた。しかし、LIPやFEFではこの様な発火は見られなかった。今回の予備的解析結果は、SEFがサッケードの標的選択の処理過程において認知的役割を担っていることを示唆するものである。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)