キネシンスーパーファミリー蛋白1C、KIF1C、の分子遺伝学的研究
Project/Area Number |
01J84301
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中島 一夫 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 発生工学 / 分子遺伝学 / モーター分子 |
Research Abstract |
KIF1Cについては、各遺伝型について、別の方向から表現型の解析をすすめたところ、ある条件下において野生型とKIF1Cノックアウトマウスとで顕著な生存率の違いを示すことが明らかとなった。これはKIF1Cがある種の疾患等において非常に重要な機能を有していることを示しており、KIF1Cの広範な発現パターン等から類推すると正常状態においても重要な働きを担っていることが予想され今後の発展が十分に期待される。 KIF5Aについては、相同組み換えをおこしたES細胞クローンを新たに得て、キメラマウスを作製した。いくつかのキメラマウスのうち、1ラインにおいて生殖細胞への分化が確認された。コンベンショナルおよびコンディショナルノックアウトマウスの作製をさらにすすめているところである。 KIF19Aについては、得られたキメラマウスにおいてES細胞クローンの生殖細胞への分化が確認でき、コンベンショナルのノックアウトマウスを作製した。サザンブロッティングにより目的の変異が導入されていることを確認し、ウエスタンブロッティングによりKIF19Aの蛋白質の欠失を確認した。本研究室で得られたこれまでのデータによるとKIF19Aはマウス脳内の海馬等で重要な働きを担っていることが示唆されているが、個体レベルでの解析はまったくなされておらず、本研究課題の遂行により得られたKIF19Aノックアウトマウスを利用することにより、生きたマウス個体レベルにおいてKIF19Aの機能を明らかにできることが期待される。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)