Project/Area Number |
02650431
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
建築計画・都市計画
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Research Institution | Nagasaki Institute of Applied Science |
Principal Investigator |
片寄 俊秀 長崎総合科学大学, 工学部, 教授 (30086417)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 環境デザイン / 既成斜面都市空間 / 斜面整備技術 / 長崎市館内地区 / 都市景観形成 |
Research Abstract |
本研究は、斜面に立地する都市に特有の諸問題の解決と,斜面独得の生活空間としてのプラス面を積極的に生かすための建設技術の体系化を目的として行ったものである。 土木、建築,造園などの既存の各技術分野における諸蓄積を整理し,一方で国内・外の既成の斜面都市環境についての総合解析を行なった結界,限存の技術蓄積のみでは明らかに不十分であり、とくに自然環境の回復・復元に関する新規技術開発と,現地適用のあり方に関するソフトな技術開発の必要性が明らかとなった。前者についてはいわゆる近自然工法,エコアップ・テクノロジ-の斜面都市空間への適用と展開としてメニュ-整理を行った。後者については,急激な生活変化望まない居住者(高齢者が多い)の生活ペ-スを大きく乱さないで,既成斜面住居地を徐々に改善していく手法の確立が必要であると考え,現地調査を行った。具体的には,長崎市内の既成斜面住居地の一部(長崎市館内地区)にモデル調査地区を設定し,地区内居住環境に関する空間構成調査および住民のヒアリング調査を行ない,地区改善のための具体的な技術的試案について,現地における反応を確かめながら試行錯誤をくり返し,有効性を確認して環境デザインメニュ-としての整理を試みた。 また,世界的にみたとき斜面都市の多くはその特徴的な都市景観そのものが観光資源として高く評価されていることに着目し,既成の滅面都市環境の積極的活的の方向として,都市景観形成の視点からの環境デザインメニュ-についても考察を加えた。なおこの点については今後さらに研究展開が必要であると考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)