脳腱黄色腫症(CTX)における神経症状および動脈硬化発症機序に関する研究
Project/Area Number |
02670360
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
栗山 勝 鹿児島大学, 医学部附属病院, 講師 (80107870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
納 光弘 鹿児島大学, 医学部, 教授 (10041435)
有村 公良 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手 (20159510)
出雲 固二 鹿児島大学, 医学部, 講師 (30143811)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 脳腱黄色腫症 / リポ蛋白代謝 / 動脈硬化症 / コレスタノ-ル / コレステロ-ル / 胆汁アルコ-ル / 植物ステロ-ル / 胆汁酸 |
Research Abstract |
1.ステロ-ル・リポ蛋白、胆汁アルコ-ル代謝の検討 1)血清・胆汁などにコレステロ-ル前駆体(ラソステロ-ル)および植物ステロ-ルじ(カンペステロ-ル、βーシトステロ-ル)が数倍増加していることを明らかにした。2)本症治療薬としてのケノデオキシコ-ル投与によりこれらステロ-ルは、コレスタノ-ル値と同様減少するが、カンペステロ-ルとβーシトステロ-ルとは減少率は異なり、異なった代謝経路が推定された。3)本症における冠動脈疾患の合併は、従来報告されているより高頻度であることを指摘した。しかしながら、血清コレステロ-ル・中性脂肪・VLDL・LDLは低値、HDLは低値、HDLは高値傾向を示し、むしろ抗動脈硬化的であり、本症動脈硬化の機序は極めてユニ-クであることを明らかにした。2.培養細胞を用いたリポ蛋白・コレステロ-ル代謝の検討 線維芽細胞におけるLDL取り込み・分解能、および酢酸→コレステロ-ル合成能が数倍亢進していた。マクロファ-ジではアセチルLDLの取り込み・分解能は正常であった。すなわち、本症線維芽細胞では内因性コレステロ-ル合成も外因性のLDL取り込みも亢進した状態であり、本症でのユニ-クな脂質畜積機序が推定された。3.治療法および臨床症状などに関して 1)ケノデオキシコ-ル酸内服は生化学的異常所見を改善でき、臨床症状の進行を抑えることが可能であることを確認した。2)HMGーCoA還元酵素阻害剤、LDLーアフェレ-シスもある程度の生化学的改善が認められる。3)コレスタノ-ル増加は本症のみならず家族性高コレステロ-ル血症、原発性胆汁性肝硬変症、甲状腺機能低下症などでもおこることを明らかにした。4)パ-キンソン症候群、けいれん、著明な冠動脈硬化を呈する本症症例を報告した。5)本症の臨床電気生理学的群細、CT/MRI所見の詳細を報告した。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)